いよいよ出発
成田空港でのチェックインも終えて、いよいよ出発の時刻が迫っていた。
私は総額、「53780円」ナリの格安航空券を握り締めていた。
本当は、2万8千円くらいなのだけれど、燃油税やら何やらで3万円くらい余分に支払わされたのだ。
海外旅行もあまり気軽に出来ない時代がこれからやってきてしまうのだろうか?などと考えてしまう。
今回、初めて「e-チケット」というものを利用した。
航空会社はANAであった。
この「e-チケット」というのは、インターネットで管理されているらしい。詳しいことは私もよくわからないが、チケットを買った私がやったことは、メールで送られてきた添付ファイルをプリントアウトして、空港に持ってくるということだけであった。
この「e-チケット」は、帰りの空港でも提示しなければならない。
もし、なくした場合でも、例えば、パソコンのメールボックスにこの「e-チケット」の控えを入れておけば、いざというときに海外のネットカフェでプリントアウトするということも出来るだろう。
とても便利であると思う。
格安航空券をインターネットで購入した後に、現物の航空券が自宅に届くのを待つ必要が無いからだ。
さて、いよいよ飛行機に搭乗する時間となった。
出発時刻は18時10分である。
意外と旅行者の数が多いということに気が付く。
みんなどうやって海外旅行のヒマと金を捻出しているのだろうか?と、いらぬ想像をしてしまう。
バンコクまでは6時間ほどのフライトだった。
やっぱり、移動時間が少ないというのはラクである。
これが日本からヨーロッパへのフライトとなると、場合によっては10時間を超えることもあるから中々しんどい。
しかし、バンコクまでの6時間のフライトでさえも、それがまたエコノミークラスになると、あまりの窮屈さに、我慢が出来なくなってくる。
かといって、自分に与えられた座席のスペースは決まっているのだから、これはもうどうしようもない、あきらめてじっとしているしかないわけである。
最近の飛行機は座席の前に小さなモニターが備え付けられてあって、ANAにもそれはあった。
映画を観たり、テレビゲームで遊ぶことが出来る。
たまたま、昔懐かしい森繁久哉が出演している映画がやっていたので、それを眺めていた。日本の飛行機なのだなあとつくづく思う。
ボーっとしたり、時折読書したり、ウツラウツラ眠ったりしながら、夜の10時50分にバンコクのスワンナプーム国際空港に着いた。