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ドリンク屋台について

バンコクで、ことあるごとに私はこの「ドリンク屋台」でオレンジジュースを買っていた。

ドリンク屋台は、オレンジジュースを売るだけの店ではない。

その種類はいろいろあって、まず、コーヒー、それからオレンジジュース、サトウキビなどのフルーツ系のジュースが売られている。

フルーツは生搾りというのがポイントで、バンコクの暑さのなかで、それこそ夏バテになりそうになりながら散歩している最中、このドリンク屋台で一番の好物だったオレンジジュースを飲むと、暑さが一気に吹き飛ぶような感覚をもつことができた。

フルーツ系のドリンク屋台はたくさんあったのだが、それでもやはりオレンジジュースを売る店が一番数が多かったように思う。

オレンジジュースは20バーツ〜30バーツで買える。
ジュースの量は「大」と「小」の二種類あった。

屋台の立地からも、値段の多少の変動はあったようだが、それでも、高すぎるという値段だとは思わない。

しかし、カオサンにあったオレンジ屋台のおばさんは、やたらと呼び込みがしつこかったのには閉口した。

私がその屋台の前を通るたびに、「ジュースいらんかね!」と手招きをするのである。

呼び込みの激しい、つまり、「売らんかな」の姿勢の屋台では、私は食事をしないように決めていた。

ある意味、やる気の無さそうな主人が商っているような店のほうが、落ち着いて食事が出来たり、あるいはかえって味が良かったりするものだからだ。

あるいは、呼び込みなど一切やらず、ひたむきに、一心不乱に屋台仕事に熱中しているかのような、ある種の職人的風情を漂わせている屋台のほうに、私は惹きつけられ、自然とそういう店で食事をすることのほうが多かった。

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