バンコクの大渋滞
バンコクの街の道路は、ときどきものすごく渋滞することがある。
その渋滞の程度というのは想像を超えるものがあって、たとえば、バスに乗っているとする。交差点でバスが信号待ちをしているなあと思って、普通に構えて待っていると、それから10分、15分と完全に「ピタッ」と停まってしまって、一歩も前進しないなんてこともある。
カオサンからスクンビット通りまでバスで2時間かかるなんてこともあった。
こうなるとひたすら忍耐勝負ということになってくるのであるが、ただただ単純に忍耐とも言っていられない場合もあるだろう。
特に、バンコク滞在の日程が短い場合には、とにかく多くの観光地をまわりたくて、厄介な渋滞は出来れば避けたいと思うのが人情だろう。
渋滞を避けるには?という話になると、これにはやっぱりスカイトレインや地下鉄の駅の近くに宿をとって、移動はすべてこの二つをなるべく利用するようにし、昼間はバスやタクシーを使わないという方針でいけば、バンコクの移動もかなり快適になるに違いない。
バンコクといえども、夜間はかなり道が空いているのである。
夜間といっても、6時、7時の話ではない。
夜の11時過ぎから深夜にかけての時間帯である。
このくらい夜更けにタクシーを拾えば、かなり快適に移動できるに違いない。
しかし、深夜のタクシーの注意点としては、行き先によってはタクシーに乗車拒否されることもあるということである。
それから、こんなこともあった。
バンコクで知り合った友人とタクシーをシェアして、郊外の友人の家まで行った。
そこで友人と別れたあと、カオサンに戻ろうとしたのだけれど、タクシーの運転手は、「12時で仕事が終わりだから」といって乗車拒否をしてきたのだ。つまり、私に「ここで降りてくれ」と頼んできたのである。
私は、「そんなにきっかり仕事を終えるなんて!」という、半ば信じられない気分であきれていたが、その運転手はとても感じのいい人で、別のタクシーのところへ行って、私をカオサンまで乗せていってくれるように頼んでくれた。